井上精工社長のずぐだれ日記

株式会社井上精工代表の井上隆が 日々思う(どうでもいい)ことをだらだらと綴っております。

125.嘴細烏(はしぼそからす)と烏

烏は、災いの前兆や未来を暗示する象徴とされているが
これを羨んだ嘴細烏が、自分も同じ誉れを手に入れたいと考えた
そこである時、旅人が通りがかるのを見て、木の上に止り高々と声をあげた
旅人たちはぎょっとして声の方を向いたが、中の一人が
「あれは嘴細だ。あれが鳴いても、前兆にはならぬ、。大丈夫だ、先に行こう。」と言った、という話

解説では、人間の場合でも、強い人と張り合っても、同等になれぬばかりか、笑いものになるのがおちだ、とある



なるほどね、まあ、言うなれば身の程知らずということなんでしょうね…

ただ、ここで物語が終わっては、それこそ「だよね~」でおしまいなんですけど
ここで嘴細さんが、烏と自分との違いを認識して
その差を埋めるべく鍛錬に励めるかどうか?で物語が続くかもしれないわけで…
つまり、一時恥をかいても、その後の頑張り次第で
あそこで恥をかいたのが良い機会だったと、その意味を変えることができると思うわけで…
ただし、大事なのは、変えられるのは自分自身しかいない!ということですね

なんだか話が変な方向にいってしまいました(。-_-。)

さてさて、本来、ネタがない時のための、この「イソップ寓話集」だったわけですが
かれこれ、もう2年半近く遠ざかっておりました、ハイ…
これからネタ切れの時はまたイソップ話を紹介してまいりたいと思います
お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます~

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124.烏と狐

烏が肉を攫ってきて木の上に止まっていた
それを見つけた狐が肉をせしめてやろうと、木の下から烏にお世辞を言った
「あなたは堂々として見目麗しく、これで豊かな声さえお持ちなら、きっと王になれるでしょう」
気をよくした烏が、自分の声を聞かせようと咥えていた肉を放り出し、高々と鳴いた
狐はさっと駆け寄り肉を奪うと
「烏さん、あんたに知恵もあったら、王となるのに何の不足もなかったのでしょうにねえ」
と言った、という話

解説では、考えの足りない人にこの話はぴったりだ、とある



…あんまりな話ですな~
というか、そのまんまですね

狐をずる賢いと思うか?
烏をバカだなぁと思うか?

でもたぶん、おだてられると
多かれ少なかれ、誰でもこんなもんじゃないでしょうか?
悪い気はしませんもんね

でもその分、騙された!とわかった時の反動も大きいのでしょうけど…

かといって、騙されないように、何でもかんでも疑ってかかるのもどうかと?

そこでやはり重要なのが、いろんな「情報」なんでしょうね

この烏だって、狐というのはずる賢い奴だ、という予備知識があったなら

こんな結末にならなかったのではないでしょうか



閉じこもっていないで外に出て見聞を広めるのは、やっぱり大事ですね

今時だとネットでも情報取り放題なわけですが

自分の五感(あるいは六感?)で感じることが重要なわけですよ

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123.黒丸烏と烏

ひときわ体の大きい黒丸烏が、体のちいさい仲間たちを馬鹿にた揚句
カラスのところへ行って、自分を仲間に加えるように頼んだ
しかしカラスたちは黒丸烏の姿と声を怪しんで叩き返した
しかたがないので元の仲間たちのところに戻った黒丸烏だったが
こちらもさんざん馬鹿にされたことに憤慨して黒丸烏を迎え入れてくれず
結果、黒丸烏は行き場がなくなってしまった、という話

解説では、このように人間の場合でも、祖国を捨てて他国を選ぶ者は
そこでも他所者であるため評判が悪いし、同国人からも
自分たちを馬鹿にしたというので疎まれる、とある



さてさて、かなり久しぶりのイソップ寓話です



この話を読んで一番に思ったのが

この米沢の地で、この黒丸烏のような人を「旅の人」っていうこと



とはいえ、別にバカにして出ていったわけではなく

大概は二男とかで

実家は長兄が守っているし

就職先も地元にあまり無く(その昔は集団就職で上京したものだ)

結果として米沢を離れざるを得なかったのだ

対して、米沢に居残っている兄貴が、出ていった弟を皮肉交じりにこう呼ぶようだ



実家で、親から受け継いだものを守りながら、これまでのしがらみの中で生きるのも大変なら

誰も知合いの居ない縁もゆかりもない街で、生活を一から築き上げるのもまた大変

この両者の大変さはまったく性質が異なるものなので比較もできない



でも、そんなふうに考えるっていうことは

それだけ、ここ米沢が住みづらいっていうことの裏返しなのかなぁ?

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122.泥棒と雄鶏

泥棒が家に忍び込んだが、目ぼしいものが何も無かったので雄鶏(おんどり)だけを奪って引き上げた
泥棒に殺されそうになった雄鶏が「自分はは暗いうちから人様を仕事へとたたき起こす
役に立つ鳥だからどうか殺さないでください」と懇願すると
泥棒が「それだから尚のこと殺してやるのだ
奴らを起こすということは、ワシの盗みの邪魔になるのだからな」と答えた、という話

解説では、正しい人に役立つものほど、悪人には都合が悪い、とある



…この泥棒だって、被害者になるかもしれないのに…



悪人は正しい人と違うこと、反対のことをするわけですから
なるほど解説は共感できる部分があります



それはそれとして
目覚まし時計が無かった時代は
鳥が鳴くとか、お天道様が顔を出すとかして
夜が明けたことを知って起き出すという生活だったんですね、言うまでも無く

人類が何万年と続けてきたこの生活習慣が
ここ100年ばかりの間に目まぐるしく変わってしまってるんですよね
何か気付かないところで弊害もあるんでしょう、きっとね

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121.竪琴弾きの歌手

下手くそな竪琴弾きの歌手がいて、いつも漆喰塗りの家で歌っていたが
そこでは声がよく反響するため、自分がなかなかの美声だと思うようになった
そこで自惚れが昂じたその歌手は大きな劇場に出演することにしたが
舞台にあがってみると、その歌は箸にも棒にもかからないもので
みんなから石を投げつけられて追い出されてしまった、という話

解説では、このように弁論家の場合でも、学校ではひとかどの者と思われていても
政治の場に出ると、無に等しいことが分かる人がいるものだ、とある



狭い中では一目置かれる存在でも、世界はまだまだ広く
才能のあるものなど掃いて捨てるほどいるってことなんでしょう

とはいえこの竪琴弾きの歌手の場合、ただの自惚れって感じなんですけどね~
舞台のオーディションとか無かったのかしら???

ところで、漆喰塗の家だとそんなに音が良く反響するのだろうか?
お風呂場で歌うようなものなんだろうか?

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