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井上精工社長のずぐだれ日記

株式会社井上精工代表の井上隆が 日々思う(どうでもいい)ことをだらだらと綴っております。

サイパンに想いを馳せて

もう7年近くも前になりますか…

当ブログで紹介した一冊の本
「戦火と死の島に生きる」

先日、何の気なしにアマゾンでサイパン関連の本を調べていたら…
ななんと!新装版が出ているではあーりませんか!!!

私と同じように、小学生の頃に読んで衝撃を受けた方が
大人になって読み直して投稿したレビューを呼んで胸が熱くなり
速攻で購入した次第です


こんなかわいらしいお嬢さんだったのか…
これは小学生当時は抱かなかった感想かもしれません

一気に読了して思ったのは
小学生のオレが、当時どこまで理解できてたのだろうか?ということと
悲惨な場面だけはしっかり覚えていた、ということでした…
特に、ウジの描写は強烈でした…
逆に、後日談的な部分は全然記憶にありませんでした
もしかして、当時はショックのあまり、全部を読めなかったのかもしれません…

ところで、大きな活字で、漢字にルビも振ってあり
また文章表現も、小学生にもわかりやすいものとなっていました
きっと、小学生向けの本という前提があって、著者が心を配ったものと思います

いつか、我が子にも読ませたいと思います




合わせて、生き残った兵隊さんによる戦記も購入しました


どこまでが本当でどこまでが創造かは知る由もありません
しかし、その悲惨さは十分すぎるほど伝わってきます


これは米軍海兵隊員が書いたものなので、若干エンターテインメント性も入っているかも?


私の小学生当時は、戦争は悪だ!戦争した日本は悪い国だ!という教育が大前提にあり
そこへ「戦火と死の島に生きる」を読んだ影響もあって
ただただ、戦地へ行かされた兵隊さんが不憫で哀れだという感想しかなかったと思いますが
今、これらの本を読んで思うことは
圧倒的な戦力を持った米軍に立ち向かう日本兵の勇敢さと忍耐強さです
確かに最期は悲惨なものですが、知力、団結力、統率力、そして愛国心と兵隊(武人)の誇りをもって
最後の一発、最後の一振りまで果敢に戦い抜いた彼らをたたえなくてはいけないということです
惜しむらくは、「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」という訓示さえなかったら…
たらればを言っても何にもならないのですが…
でも、だからこその「大和魂」だったのかもしれませんね…






と、サイパン戦記で盛り上がってしまい
以前から抱いていたサイパンへの想いがまたまた膨らんできましたが…

実は、ちょうど時期を同じくして…
昨年父が亡くなったために、今年から遺族会に私の名で入会することになりました
戦争遺児というと、ちょっと違和感もありますが
祖先が先の大戦で亡くなったということであれば、間違いのない事実です

私の祖父、利勝は、昭和20年3月25日に
フィリピンのルソン島、クラークにて戦死しました(ということになっています)
当時、私の父、つまり利勝の長男である薫は4歳になったばかりでした

サイパンにも、フィリピンにも、行かなくてはならないな

どこまでも青い五月の空を見上げながら、いつか叶えたい、そう思いました

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会社のためって、誰のため?

池井戸 潤 『七つの会議』

ベストセラー作家ということと
製造業(メーカー)のお話ということで興味をもって購入

なるほど、主な登場人物について、その生い立ちから丁寧に表現することで
彼がどういう人間なのか、すっと感情移入できるようになっており
ある一人を除いては、なんだかんだ言ってみんな同情し、本当の悪者はいなくなってしまう
ということでかなり読ませるのだが
最後になって判明する本当の黒幕、ラスボスがなんだか不完全燃焼…
いきなり「コイツが本当のワルだった」と言われても
他の登場人物のような、そこに至るまでの背景がさっぱり書かれていなくて意味不明…
お話としては一件落着なんでしょうけど、消化不良は否めないなぁ…

ま、それはそれとして
厳しい競争社会の中で生き残るための過剰なノルマが諸悪の根源だったとも言えるでしょう
そして、、禁じ手を使ってしまった…
会社を存続させるために…という言い訳のもとに、実は、我が身の保身ばかりを考えて…

何のための会社か、何のための商売か
いろいろ考えさせられるいい機会でした



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全力疾走できることが幸せだった

重松清『娘に語るおとうさんの歴史』

1963年(昭和38年)生まれのお父さん和昭(カズアキ)が
高校受験を控えた中学三年生の娘から
「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの?」なんて言われたのをきっかけに
正月休み返上で図書館に入りびたり
自分の生まれ、育ったあの時代を調べて
思い出や記憶ではなく、歴史として検証するという物語

私は1967年生まれですから、だいたい同じ時代ということで
すごく共感を持って読むことができました
子供心にも、どんどん生活が豊かになって、便利になって
世界のいろんな情報も入ってくるようになって
未来がとても輝いていたような、そんなことを思い返しました

翻って今の子供たちはどうなんだろう?
明るい未来を信じられるのだろうか?
逆に、負のイメージばかりが叫ばれ、先行し
未来に夢や希望が描けないのではないだろうか・・?
そう思うと、なんだかずしりと心が重くなっていくのを感じます

子供たちに夢や希望を描かせる
そして、その実現ためのステップ、ステージを用意する
それこそが大人の役目なんだな、と改めて考えさせられました

「未来が幸せだと信じることができる時代は、幸せなんだ」
カズアキの言葉がすべてです

ところでいつか、私も、我が娘にこんな話をする時が来るのでしょうか?

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宗教は道具である

現実はこんなに単純じゃないし、こんなに極端じゃないとも思うが
だからと言って、絶対に起こらないとは言えないよね…

百田尚樹『カエルの楽園』
(いつのまにかFC2ブログ、アマゾンのリンクが貼れなくなっておった…)

ということで、あくまでも「フィクション」ですから
そこは大げさに表現されてるわけです、当たり前ですよね
何も事件が起きない映画なんて誰も見ませんわな

で、しかも、なんだかんだ言って、人は怖いもの見たさが強いんです
滅亡とか絶滅とか終末とか、カタストロフィーってやつに弱いんですよ
そんでもって、稀代のプロ作家が読みやすく寓話的に著したものですから
そりゃもう一気に読ませまっせ~!!


とにかく、決して見て見ぬふりはできない大事なことです
いずれにしても、もっと議論することが重要だと思います


あ、そうそう、道具はときどきメンテナンスしなくちゃね…

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2015年の読書 003

得意先のVE指導会の講師の著書


コストは、必ず半減できる。コストは、必ず半減できる。
(2014/12/11)
三木 博幸

商品詳細を見る


ほとんどの開発現場では品質が先でコストはどうしても後まわしだが
開発の段階からコストを意識(≒コストを創る)ことで
部品点数も半分・コストも半分が十分可能だというもの

弊社には開発設計がないのだが、確かにそうなんだろうと思わされる内容である
惜しむらくは、もう少し具体的なケース、事象を提示してもらえばもっと実になったように思う
そういう意味で、この本はあくまでもイントロ、エッセンス的なものという理解でいいのだろう
本当に実践するには、やはりそれなりの対価が必要なのだ

以下は特に印象に残った部分

・過剰強度は『贅肉』
・デザインはデザイン部署(会社)に丸投げしてはいけない
・製造よりも開発が強くなくてはいけない
・お客様の声なき声を聴くことが大事
・お客様がお値打ちだと感じてくれたものが売れる
・安ければ売れるわけではない

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