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井上精工社長のずぐだれ日記

株式会社井上精工代表の井上隆が 日々思う(どうでもいい)ことをだらだらと綴っております。

1970-01-09 Royal Albert Hall, London, UK

1970年、価値観がガラリと変わる新しい時代の幕開け!
前年秋リリースしたセカンドアルバムのセールスは絶好調!
(この後ビートルズの「アビーロード」を抜いてチャートの1位に!)
この日はドキュメンタリー放送を前提にフィルム撮影!
そして実は、(狙ってか?)ジミー26歳の誕生日!
などなど条件がそろい、いやがうえにも期待が高まる、この日が来た!

内容についてはあらためて言うまでもない
2003年ついに「DVD」に公式収録され、その最高のクォリティに誰もが大満足しているはずである

細かいところを記せば…
収録されたものの中で、まず一番に公式に陽の目を見たのが「We're Gonna Groove」と「I Can't Quit You」で
この2曲が1982年リリースの寄せ集めアルバム「CODA」に収録された
がしかし、この時点では
「We're ~」がスタジオでの公式録音(実際はこのRAHの音源を編集かつオーバーダブしたもの)
「I Can't~」がRAHのリハーサル音源(実際は本番の音源を編集したもの)
と、間違った情報になっていた
そこで逆に勘繰ると…「We're ~」には本当にスタジオテイクが存在し???
RAHのリハーサル音源も存在するのかもしれない???
そんなのが出てきたら狂喜乱舞だよね!(実際ありそうな気もするが?)

また収録されたフィルムの断片が、1997年の全スタジオアルバム・リマスターの際
「Whole Lotta Love」のプロモーションビデオの中で使用されてもいたっけ

なお、ブートとしては、このラジオ放送音源(約55分)と流出したビデオからの「おこし」(約45分)の
それぞれだったり、ミックスしたものも出回っていたように記憶する
ドキュメンタリー用撮影ということで、カメラのアングルなど多少の不満はあるものの
まさに上り調子、絶好調の時期のバンドの、気合の入った最高のステージが
ほぼほぼ丸っと記録されたということを素直に喜びたいところだ

とはいえ、この「DVD」の内容も残念ながら完璧なものではなく
「Heartbreaker」「Since I've Been Loving You」「Thank You」「Long Tall Sally」が未収録である
これらもすべて収録された完全版が出る日が来るのであろうか???

DSC04120a.jpg

DSC04122 (2)
後半部分のみ収録…ちなみにラジオ放送音源とある



こちらはブートビデオ


DSC03653.jpg
69年6月の仏TV出演時も紹介した寄せ集めビデオ
「Whole Lotta Love」と「White Summer/Blackmountain Side」のみ収録
残りは72年シドニー、77年シアトル、79年ネブワースものです

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1970-01-08 Colston hall, Bristol, UK

さあ、いよいよ1970年代に突入だ!

新しい年代(ERA)という高揚感はいつの時代も変わりないと思うが
特に70年代というのは、いろんなものが目まぐるしく劇的に変化する予兆みたいなものがあって
そこへきて勢いが本物になりつつあったZEPPであるからして
相当な期待とプレッシャーの真っただ中だったと想像に難くない

そんなハイテンションな年明け1月、のっけからいきなりの母国UKツアーからは
2公演が陽の目を見ている

まずは2公演目の、このブリストルでのステージ約90分と
翌日、実はジミーの26回目の誕生日に、由緒あるロイヤルアルバート・ホールで、おまけにプロショット映像付きだ!



ということで、70年代一発目の音源はイギリス西部の港湾都市ブリストル公演から
コルストン・ホールは150年以上の歴史を持つ、ブリストルで最大のコンサートホールで
キャパは2000ほどだが、今でも現役でクラシックからロックコンサートまで使われているようだ
ちなみにホームページでは過去のコンサートの記録を見ることができて
当時のオーディエンスがチケットや写真などを投稿できるようになっていて興味深い
60~70年代なんて、すごいアーティスト、バンドがバンバン出ていて羨ましい限りである
ちなみにZEPPは、1969年6月21日はコンサートを行ったと記録されているが(投稿は無し)
なぜだかこの1970年1月8日の記録は上がっていないのだった


さて肝心のオーディエンス録音
いきなりオープニングが変わって「We're Gonna Groove」!
しかしこれが特にベースの反響音ばかりでサッパリ訳が分からない!
遠くでギターやボーカルがやっとわずかに聴こえる程度である
まるで、ベースアンプ側の後方ででも録音したかのようだ

しかし2曲目イントロ途中から少しはましな音質になって、そこそこ聴けるようにはなる
とは言え、遠目で一つの塊のような感じの音質で、相当マニア向けと言わざるを得ない
それでも、今のところ最古のライブ音源となっている3曲
「We're Gonna Groove」と「Since I've Been Loving You」と「Thank You」はやはり聴きものであろう!

「Since I've Been Loving You」は、細かい部分のアレンジ不足はまだあるものの
構成はほぼ出来上がってる感じで、曲の雰囲気としてはもう十分に出ており
ここまででも相当リハーサルを積んでいるんだろうと思わせる

「Thank You」の前には40秒程度のジョンジーのハモンド入り
後年はもっと長くなって、ハモンドソロとしてジョンジーのハイライトになる場面だ…
演奏はまだまだレコード通りの印象で、熱いジミーのソロも短めだ
でも、何を隠そう、「Thank You」はZEPPの中でも私の大好きな曲の一つなのだ!
この後1973年まで、アレンジにより徐々にドラマチックさを増していくのを聞く喜びは大きい!

「Moby Dick」はドラムソロに入ってから思いっきりカットされちゃってる…

メンバー紹介後に「How Many More Times」へ
以前は「How Many More Times」のイントロで紹介してたんだけどね

そしてアンコール!ついに来た!「Whole Lotta Love」だ!
イントロでの観客の盛り上がりもすごい!
でもなんか、中間部含め、まだ少しライブ慣れ(アレンジ)できてない感じかな
それでも、最後のフィニッシュは往年のパターンがもう出来ている!カッコイイ!

続けざまアンコール2曲目は「Communication Breakdown」
コンサート序盤からこの曲名を叫んでいた観客はさぞ喜んだことだろう!
ちなみに、この前の12月ではロックンロールメドレーの中で披露していた
「Good Times~」のリフを展開したジャムをここでもやっているのだった

ということで、全体的にロバートもジミーも絶好調といった感じで
この勢いのまま翌日のロイヤルアルバート・ホールでの
あのエネルギッシュなパフォーマンスに至ったのだなと良くわかる


しかしよく考えてみると、セカンドアルバムのお披露目ツアーのはずが
オープニングからいきなり聴いたことのない曲だし
まだレコーディングに向けて模索中といった感じの「Since I’ve Been Loving You」まで演奏するし
まさにやりたい放題のバンドに観客も相当面食らったのではないだろうか?

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音質のせいか?あまりブートも出回らなかった…

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翌日のRAHがあれば十分すぎるもんね、よほどのマニア以外は…




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1969-12-06 Piston '70, L'Ecole Centrale, Chatenay-Malabry, FRANCE

1969年最後の公演である

11月8日サンフランシスコで終了した第4回北米ツアー後
バンドはもうサードアルバムに向けたセッションに入っているのだが
12月6日に突如としてフランスはパリ郊外のシャトネー・マラブリという街の
とある学校のダンスパーティで演奏したというのだ

なんでそんなとこで演ってんだ?という疑問もあるが
そもそもこの公演自体、イベントのプログラムが残されていたり
フランスの雑誌にコンサート評が掲載されていたりする反面
実際に行われたとされる確証がないまま、長いこと中止になったと思われていたものなのであった

それが突然にして2000年代になって音源が発掘されたというのだから
今後もまだまだ新音源が出てくるのではないか?というマニアの期待は決して無くなることはないのだ!

ということで、奇跡的な100分強のオーディエンス録音が今ではネットで簡単に聴ける!ありがたや~
ボーカルが多少籠り気味ではあるが、十分楽しめる音質となっている

セットリストについては11月の北米ツアーのものとほぼ同じパターンだが
曲中のアレンジ?構成?に若干だが変化が聴き取れる
想像するに、サードアルバム向けのセッションをしながらも
すでに予定されていた1970年1月からのツアーに向けたリハーサルもある程度はやっていたのでは?
そこでもいろんな新しいアイディアが出てきていたのであろう

「Dazed And Confused」での弓弾きはこれまでとずいぶん違った展開だが
これはジミーが即興で何かを表現したかったのかもしれないなと思わせる雰囲気だ

「You Shook Me」の中盤では珍しくジョンジーがハモンドを弾いている
せっかくだからもっとフィーチャーして欲しかったな
この日もジミーがノッていたみたいで全体的に弾きまくりなのだった…

「How Many More Times」の出だしはなんだか取っ散らかって適当になってるが
恒例のバンド紹介後は気合を入れなおして熱い演奏を繰り広げている
中盤にこれまた定番となっていた「Whole Lotta Love」のリフもあったのだが
ロックンロールメドレーではいきなり「Whole Lotta Love」本編が飛び出して大盛り上がり!
続いて「Good Times~」のリフを展開したジャムまで披露している
最後はお馴染み「Boogie Chillun'」だけど、これはちょっと中途半端な感じ
なんか、その場の即興で適当に流しちゃったメドレーで、それはそれでおもしろかったりする
それから、アンコールがなかったのかどうか?気になるところだがテープはここで終わり
最後はロバートの挨拶、「ボンソワール」も聴くことができる

…てなことで、ZEPP怒涛の1969年がついに終わった!
確認されているだけでも、この年に150余りのライブを行っている!!!
メンバーも若く、そして売れるためとはいえ、凄まじいいまでの興行でないか?
そしてこの勢いのまま、1970年代前半のZEPP黄金時代へと登りつめてゆくのであった!

それにしても…
アルバムデビュー50周年という節目の年の2019年だったわけですが…
わけですが…、結局なーんも出さなかったのですね、ジミーさん…

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1969-11-07 Winterland Ballroom, San Francisco, CA, US

ウィンターランド中日からの音源
実質的に1969年アメリカ最後のライブ音源である

約90分のオーディエンス録音はギターとベースが強く、ヴォーカルは埋没してしまっているが
この日もジミーはノりにノっているようで
そのジミーのギターが爆音で堪能できると思えば最高のアイテムであろう
ただし、部分的にかなり聴きずらい音質になるところもあるし
テープの状態が悪かったのであろうか?しょっちゅうキュルキュルと耳障りなところもあるので要注意だ

「Heartbreaker」のソロでは、ついにあのバッハのフレーズが一瞬ではあるが登場する
ところで、用意しておいて入れたとは思えないくらい瞬発的な感じに聴こえるのだが?はてさて
この時のジミーの頭の中を覗いてみたい気持ちだ

この日の「Dazed And Confused」もスリリングなフリージャム?が展開されて聴きものである

「Babe, I'm Gonna Leave You」は今わかっている限りでは最後のライブ録音である
パワフルでエモーショナルな曲なのだが、この後のライブ構成の中ではそぐわないと判断されたんだろうな

「How Many More Times」の前に「Suzie Q」をジャムってるのも面白い
中盤ではジミーが弾きまくりすぎて混とんとし、周りのメンバーが五里霧中状態になったりもしている…
惜しいのが尻切れトンボなこと!後半のメドレーが聴きたかった!!!


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1969-11-06 Winterland Ballroom, San Francisco, CA, US

デビューから1年ほどですでに第4回を数えた北米ツアーも
サンフランシスコ、ウィンターランド・ボールルーム3日間公演でついに幕を閉じる時が来た

ここからは初日と二日目の音源が出回っている
惜しむらくは、三日目、最終日の演奏も聴きたかったところであるが…

ということでまずは初日から
ライブのほぼ全容を収録したオーディエンス録音が二つ陽の目を見ている(それぞれ90分と100分)

録音状態はまずまずで聴ける
ギターが強めの録音もあってかジミーのギターは躍動感があって良い
多少取っ散らかって怪しいところもあるが、この日のジミーはノれているようだ
一方ロバートはところどころきつそうな感じもある

バンドにとって第二の故郷となっていくカルフォルニアの地で
リラックスしながらも、丁寧に良いプレイをしようとする雰囲気も感じられ
全体的には良いコンサートだと言えるだろう

この頃のジミーはだいぶクリエイティブだったらしく
「Dazed And Confused」ではまたまたミステリアスな展開も聴ける

「How Many More Times」は変わったイントロになっている
いつものバンド紹介から強引にジョンジーが元に戻そうとするが
ジミーが面白がって?引っ張るのが可笑しい
やはりこの日のジミーは結構ノっていたのであろう、その後もかなり奔放な感じで演奏している部分が多い
他のメンバーは合わせるのに大変だったのではないかな?
まさに手の付けられない状態のジミーのギターと言うべきか?
またメドレーではギターブレイクも登場していよいよ「永遠の詩」のブギーに近くなってきた
最後はオーディエンスとの掛け合いもあって聴いていて楽しくなる

さてやはり、この日の聴きものはアンコールの2曲か
何かインスピレーションでもあったのか?エディ・コクランの2曲を演っている
でもそんなに良い演奏でもないけどなぁ…
ちなみに、バンドは本当にエディ・コクランが好きなんだね、結構演奏している
「Weekend」なんかも、71年のライブから何度か音源が残されている



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69年3月15日のデンマーク公演がカップリング…先に紹介されている

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アンコールの2曲から連想されたタイトルですね

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